入籍1ヵ月前に婚約者の借金300万円が発覚した話①世界一幸せなプロポーズから一転した翌日
こんにちは、私は当サイトの運営者 rinoといいます。
タイトルで完全ネタバレしておりますが、入籍1ヵ月前に婚約者の借金が発覚しました。
当時は、信頼していた彼に秘密があったことに大変ショックを受けました。
しかも、その秘密が「借金300万円」ということ
これからは、それぞれの人生から、ふたりの人生になるというのに、なぜ?
将来への不安が押し寄せて、泣き、怒り、悩み狂っていました。
でも、そんなわたしも彼と一緒にいることを決めました。
紆余曲折ありましたが、その決断に後悔はしていません。
当サイトは自分自身のための過去への消化と、同じ悩みをもつ方の希望になりたいと思って立ち上げました。
これから私の実体験を「入籍1ヵ月前に婚約者の借金が発覚した話」を赤裸々なエピソードで綴っていきます。過去~現在まで、どう乗り越えてきたかをシリーズでお届けしていきます。
笑えないタイトルですが、どうか笑ってもらって、成仏させてください…
「こんなに辛い思いをしているのは、わたしだけではなかった、前向きに乗り越えている人もいるんだ!」と思っていただけたらうれしいです。
第1回は、「世界一幸せなプロポーズから一転した翌日」の話です。
ちなみに、今回は借金発覚前の話です(またしてもネタバレ)
本当に私ごとのお話ですが、どうかお付き合いいただけたらうれしいです。
世界一幸せなプロポーズの日のこと
大好きな彼と同棲をはじめて順調に仲良く生活していました。
同棲も半年がたち、付き合って丸4年が経とうとしていた夏、
私は直近で部署異動があり、慣れない環境でストレスフル。
優しい彼から「いつも頑張っているから気分転換に海を見に行こう」と提案されました。
急な提案で驚きつつも、久しぶりの旅行にわくわく、もしかしたらプロポーズある、かも…?と淡い期待にこころを躍らせます。
しかし、これまでもプロポーズ詐欺はあったので、期待しすぎないようにもしていました(笑)
いかにもプロポーズあるやろ!!!という日かつシチュエーションであったにもかかわらず、彼からのプロポーズがなかったこと、だまし討ち
プロポーズあるやろ日:誕生日・記念日・クリスマス・バレンタインデー
プロポーズあるやろシチュエーション:旅行や特別な観光地、リッチなレストランなど、ロマンティックなデート
オーシャンビューの教会にて、世界一幸せだと感じた日
到着したホテルはオーシャンビュー。
プール付きの広いお庭にプライベートビーチがあって、素敵やん!!とテンションが上がる私
一方、到着時からあっちいったりこっちいったりそわそわな彼、怪しいな~(笑)と思いつつ、愛おしいので気づかないふりをして過ごします。
夕食前にホテルを散策していると、ホテルの敷地内に素敵な教会を発見しました。
もともと教会などの建築物が好きな彼、教会のなかを見たいとスタッフに声をかけると、教会を見学をさせてもらうことになりました。
受付のロビーで待機していると、彼がお腹痛い、トイレに行ってくると出ていってしまいます。
しょっちゅうお腹が痛くなってトイレにこもる彼です
やれやれと思いつつ、しばらく一人で待っていると、
スタッフの方に教会見学の準備が出来ました、と声をかけられました。
まだ、彼が戻っていないことを伝えますが、途中で会ったので案内していると言われ、されるがままに教会にむかいます。
教会の大きな扉の前に到着。
彼の姿はまだ見えません。
あれ~と思っていると、スタッフふたりが両サイドから扉に手をかけて、
「3!2!1!」と声をかけると、大きな扉の隙間から光が漏れました。
すると、長~いバージンロードの先に、タキシードを着た彼がバラの花束を持って立っているのが見えます。
教会はガラス張りで、彼の後ろは青々とした海。
映画のようなシチュエーションと彼の見慣れない姿に驚き、
一発目にまさかの爆笑!(ごめんね)
久しぶりに大声を出して笑ったような気がします。
ただ笑いながらも、しばらくその場に動けずにいると、スタッフに彼のもとへ行ってあげてと促されました。
1人でバージンロードを進んでいくと、一歩ずつ彼の姿がどんどん大きくなってきて、自然と涙がぼろぼろ落ちてきます。
普段めったに泣かない彼も、これまで見たことない表情で目を潤ませていて、手が震えているのが分かりました。
そして、彼の目の前につくと、これまでにない空気間を感じて、ふたりで笑い合います。
彼は、用意してたであろう言葉も全部消えてしまったようで、声を震わせてなんとかそれっぽい言葉を伝えてくれました。
本当に不器用ですが、その一生懸命なところがなお愛おしく感じました。
もちろん、答えはYES!ですが、
恥ずかしいのとうれしいのとで「え~?」とか濁しながら返事をしたりして、
いつものふたりに戻って、また笑い合いました。
なんとなくプロポーズあるかもとよぎっていましたが、実際に受けるプロポーズはあまりにも幸せな時間でした。まさに、私たちの関係が変わるのだなと思った瞬間でした。
たくさんの思い出が走馬灯のように駆け巡ってきて、非常に感慨深かったです。
プロポーズ後、ふたりの未来の話
ホテルの部屋に帰ると、きらきらと輝く夜景を見ながら、将来の話をしました。
- どんな家庭にしたいか
- 子供はどうする?子供ができなかったらどうする?
- 老後はどう過ごしたいか
- どちらかが先に死んでしまったらどうする?
いずれも「ふたりの未来」についての会話です。
付き合いは長かったですが、ふたりの未来について真面目に話をしたことはありませんでした。
恥ずかしながら、私は素直でない彼女でして、付き合っている時はふざけた会話ばかりしていました…
これから夫婦という形で、ふたりで未来を歩むための会話が尊く感じました。
幸せな会話をしていたのに「もしもこんな愛しい彼がこの世界にいなくなったらどうしよう」と不安になってしまい、ぼろぼろと涙をこぼしながら彼に伝えると、
彼も同じように「そんなの考えられない」と涙を流していました。
この人となら何があってもやっていけるな、とそう思えた夜でした。
プロポーズ翌日の夜に状況が一転?!
夢のような世界から、現実の世界に帰ってきました。
家の近くの居酒屋で夕飯を済ますことに。その時は、将来の会話というよりは、近い先々のスケジュールなどについて会話しました。
- お互いの家の挨拶はどうするか
- 両家顔合わせはどうするか
- 入籍日はいつにするか
- 結婚式はどうするか
すでに同棲はしていたのですが、コロナ禍であったこととお互いの実家が離れていたため、電話での会話のみで、実際に会ったことはありませんでした。
長く付き合っていることや同棲もしていることから、私自身は早く挨拶だけ済ませて、入籍までに時間を要すこともないと思っていました。
祖父もいつまで元気か分からないし、結婚式も1年後くらいにはしたいことを彼に伝えました。
すると彼から衝撃の一言
「いまはお金がないんだよね…」
がやがやとした居酒屋は静まり返ります。
彼に貯金がほぼないことが発覚!
…お金がない?どういうことだい?
「引っ越しやプロポーズに結構なお金がかかったので、いまは貯金がほぼない」
いや、待てい。
4年も付き合っていたのに、結婚を意識した年齢だったのに、貯金がないとはどういう状況か。
たしかにホテルもシチュエーションも指輪も素敵なものだったので、よいお値段したよな~、とは思いました。
しかし、「これから結婚式、新婚旅行、将来的には養育費など、お金がかかる場面はたくさんあるのに!!!」と彼の計画性のなさに愕然としました。
唐突ですが、私は貯金が結構好きです。物欲もあまりないので、社会人になり貯金が500万円ほど貯まったので、数年前から資産形成も開始していました。
一方、彼は私より年上で社会人経験は長いです。質のいいものや自分が気に入ったものだけを身に着けたり、生活にとりいれたりすることが好きな人でした。
お金がかかる生活のようでしたが、さすがに自分の収入の余剰資金を使用していて、貯金もしていると思っていました。
予想外のカミングアウトに、およよ…?です。
彼の貯金ゼロ、これからどうするつもりだったのか?
貯金がないのに、これからお金がかかる場面をどう乗り越えようとしているのか尋ねました。
「プロポーズから入籍まで1年くらいかなと、結婚式はコロナ禍もあるからもっと先だろうから、その間に貯金しようと思っていた」
うーん、、、なんやそれ、納得できるかーーーーい
よくもそれで納得できると思ったね?!?!
これまで社会人経験もあって貯金できなかった人が、はたして1年やそこらで貯金できるのか謎でした。あきらかに収支のバランスがおかしいだろうと。
一晩で愛おしい彼が、計画性のないお金にだらしない彼になってしまいました。
そこからは永遠にお説教TIME!!!!!
昨日の世界一幸せなプロポーズから状況が一転です。
幸せの時間をもっと長く浸らせてくれよ~!!余韻みじかっっ!!!と喚きながらも、
彼への想いはお金には代えられないこと、私自身に貯金があったことから、別れるという選択肢は全くありませんでした。
そうして、ふたりの現実的な未来のため、鬼の貯金計画がはじまりました。
この時はまだ、貯金0なんて事実はかわいいものだなんて、つゆ知らず。
次回#2につづく